2013年、県と生産者が一体になっておいしいお米づくりに取り組んでいる佐賀県で新しい国産長粒米のプロジェクトがスタートしました。
このお米の全国デビューに先駆けて試食モニターを募集したところ、数時間で定員に達し、日本の皆様の長粒米への注目度の高まりを実感しています。
ここでは、全国の皆様よりいただいた素敵なレシピの数々をご紹介いたします。
ご紹介したレシピは活動日誌でもご覧いただけます。活動日誌はこちら。
海南鶏飯(ハイナンチーファン)活動日誌で見る
【材料】(4人分)
- 長粒米 … 3合
- ネギ … 10cm
- 鶏肉 … 胸肉1枚、もも肉2枚、骨付き手羽中(ひらき)5、6本
- 生姜 … すりおろし大さじ3(プラス薄切り数枚)
- ニンニク … 小さじ2
- トマト
- パセリ
- 老抽王
- ナムチムガイ
- 塩 … 10g
- オリーブオイル … 大さじ4
1
水1Lに塩10gで1%の塩水をつくる。この塩水に薄切りの生姜と10センチに切ったネギを入れて沸騰させる。沸騰したところに鶏肉を入れ る。中火で再沸騰したところで火を止め、30分ほど放置して余熱で鶏肉に火を通す。
2
生姜をすりおろし、大さじ3杯分を用意する。ニンニクをすりおろし、小さじ2杯分を用意する。フライパンにオリーブオイル大さじ4杯を入れてあたためる。すりおろした生姜とニンニクを入れて中火で香りが出るまで炒める。
3
香りが出てきたら長粒米を加える。長粒米は研がずにそのまま使う。米が透き通るまで炒める。
4
(3)で炒めた米を炊飯器に移す。(1)でつくった鶏のスープを540cc(米と同量)加え、 炊飯する。
5
付け合わせにキュウリ、トマト、パセリを添える。老抽王(ラオチュウオウ:中国のたまり醤油)、ナムチムガイ(タイのスイートチリソース )、生姜ソース(すりおろしたショウガ、ネギ油、オリーブオイル、塩)を添えてできあがり。
レシピ投稿者感想
長粒米のぱらっとした口当たりがいかにもぴったりする、たいへん素直な味の鶏飯です。いろいろなバリエーションのある海南鶏飯ですが、基本に戻って調味料を加えないシンプルなものとしたことと、長粒米に強い香りがないことから、誰の口にも合うと思います。老抽王とナムチムガイは食材店で手に入ります。お店が近くにないとき、お店に置いていないときは、ネットで注文することもできます。
お米マイスターからコメント
このお米の良さを最大限に引き出している料理です。
バスマティ米(香り米)のような香りがなく、普段の日本のお米と同じような、ほのかな甘い香りでクセもありません。生姜やニンニクの香り、鶏のうま味がしみ込んで、このお米の良さを最大限に引き出している料理です。
シーフードパエリア(パエージャ・デ・マリスコ)活動日誌で見る
【材料】(4人分)
- 長粒米 … 2合
- 鯛 … 2切れ
- アサリ … 1パック(300g)
- ブラックタイガー … 5尾
- マダコ(小)足 … 2本
- ホタテ貝柱(割身缶詰) … 1缶
- ニンニク … 1片
- タマネギ … 1/4
- トマト … 1個
- パセリ … 適量
- ピーマン … (緑、黄、橙)
- マイタケ … 1パック
- サフラン … 小さじ1弱
- コンソメスープの素 … 1/2個
- 塩 … 10g
- 白ワイン … 100cc
- 胡椒 … 適量
- オリーブオイル … 大さじ5
1
鍋にアサリを入れ、ワインを注いで蓋をし、口が開くまで加熱。
2
アサリの身と蒸し汁とを分ける。身は具にするので別に取り置く。蒸し汁にホタテ缶の汁をあわせ、湯を加えて全体で400ccにする。サフラン小さじ1弱(1/3g)を砕いて加え、コンソメスープの素1/2個を加え火にかけて沸騰させる。
3
タマネギ1/4、ニンニク1片、トマト1個、オレンジピーマン1/2、黄色のピーマン1/2、マイタケ1/4パック、ブラックタイガー1尾、タコの足先、(2)で取り置いたホタテ貝柱の身をそれぞれみじん切りにする。
4
鯛の骨をはずし、1切れを半分に切り塩胡椒をする。タコは一口大に切り、ブラックタイガーは殻付きのまま洗っておく。ピーマン(緑、オレンジ、黄)を二つに切り、縦に八つ割りにする。マイタケは小分けにし、トマト1個はくし切り、パセリはみじん切りにする。
5
フライパンにオリーブオイル大さじ1をとりマイタケを炒め、しんなりしたら皿に取り置く。
6
フライパンにオリーブオイル大さじ1を入れて温め、ブラックタイガー、鯛、タコを入れて焼き目をつける。焼き目がついたら蒸したアサリと一緒に、冷めないように取り置く。
7
フライパンにオリーブオイルを大さじ3入れて温め、ニンニク、タマネギ、ローリエを入れて炒める。みじん切りにした野菜をそこに加えて炒め、野菜がしんなりしたら米を加えて透き通るまで炒める。
8
炒めた米をパエリアパンに移し、スープを加えて具を乗せる。くし切りのトマトを縁に沿って並べ、カラーピーマン、マイタケ、鯛、タコ、ブラックタイガーを放射状に並べる。アサリは殻からはずしてのせる。このとき、飾り用に殻つきのままのアサリを10個くらい残しておく。
9
蓋をして弱火でコンロで10分加熱する。
10
パエリアパンの蓋を取って緑のピーマンをのせ、220度のオーブンで12~13分加熱する。
11
オーブンから出したら飾りのカラつきアサリをのせ、みじん切りのパセリを振り、くし切りのレモンを添えて供する。
レシピ投稿者感想
白身魚には、春らしく鯛を使いましたが何でも構いません。今回は良いイカが手に入らなかったのでタコを使いましたが、イカのほうが好ましいと思います。お米といっても毎日いただく「ご飯」とはまったく別の世界です。ぱらりとした感触は炒め物にぴったりで、しかもジャスミンライスのような香り米と違って、特別の香りがするわけではないので、誰の口にも合う料理ができあがります。
お米マイスターからコメント
ホームパーティーにピッタリな料理です。見た目も華やかで楽しめます。
炊飯しない場合は、お米を透き通るまで炒めるというところが、おいしく炊き上げるポイントになりますので、ぜひ皆さまもお試しください。
我が家のジャンバラヤ活動日誌で見る
【材料】
- 長粒米
- 鶏もも肉
- 卵
- ミックスベジタブル
- ニンニク
- カレー粉(粉末タイプ)
- あればプチトマト等いろどりの良いもの
1
フライパンでオリーブオイルを熱しスライスしたニンニクを入れ、軽く塩コショウした鶏もも肉を焼く
2
鶏肉がよく焼けたら、フライパンを洗い熱したら、バターを適量入れミックスベジタブルと長粒米を炒める。味付けは粉末タイプのカレー粉。お好みでコショウ等。
3
目玉焼きを焼き、炒めたお米を皿に盛り、焼けた鶏肉と目玉焼きも盛る。
レシピ投稿者感想
各人の味の調整にはチリソースとマヨネーズが我が家では人気です。普通のお米では味わえない本格的なパラパラのお米で、家族全員に大好評でした!しかも何のクセもありません。今後は残ったご飯で炒飯をつくるのではなく、炒飯用に常備しておきたいと思います。こんな風にお米を色々に作る技術は素晴らし過ぎると家族で感動しております。
お米マイスターからコメント
カレー風味とチョリソーとマヨネーズが長粒米とマッチするおいしいレシピです。
気が付いて、精米してから1か月以上経ってしまった長粒米は、味つけのしっかりしている料理がおすすめです。
ごはんの食感もさらに引き立つレシピです。おいしさも2倍、3倍になるのではないでしょうか。
蟹チャーハン活動日誌で見る
【材料】(2~3人前)
- 長粒米 … 2合
- 玉子 … 2個
- 玉ねぎ小 … 1個
- シイタケ大 … 2個
- 蟹缶 … 1個
- 塩/コショウ … 少々
- みりん … 小さじ1
- 鶏がらスープの素(味の素) … 少々
- ゴマ油 … 大さじ1
- パセリ … 少々
1
玉子をみりんと一緒に炒め、半熟の状態で一度皿に移す。
2
玉ねぎ⇒シイタケの順に炒める。火が通ったらご飯→蟹缶(缶内の汁も全てフライパンに入れる)の順に炒める。
3
塩、コショウ、鶏がらスープの素、ごま油を入れ、軽く炒める。
4
玉子をフライパンに戻して、軽く強火で炒める。
5
彩り用にパセリをふりかけ完成
レシピ投稿者感想
炊きあがり時からお米がパラパラ状態でした。チャーハン、パエリア、リゾット等には相性がいいお米だと思います。但し、お米に粘り気がないため、そのままおかずと一緒に食べるのは不向きです。
お米マイスターからコメント
チャーハン、パエリア、リゾットなどは、長粒米との相性が抜群ですよね。粘りが少ない分、普段のお茶碗で食べるお米より、炒めたり煮たりする調理法の方がこのお米の良さを引き出してくれます。いつものごはん(短粒種)でつくるよりもおいしさが断然アップすると思います。
リゾット風おかゆ活動日誌で見る
【材料】(1~2人前)
- 長粒米 … 0.5合
- 水 … 2カップ
- コンソメスープのもと … 固形1つ(顆粒なら小さじ1.5くらい)
- バター … 小さじ2
- 舞茸など好みのキノコ類 … 適宜(舞茸1/4袋、しめじ1/4袋、しいたけ1枚など)
- 溶けるチーズ … 1~2枚
1
材料のうち、溶けるチーズ以外を炊飯器に入れて、「おかゆモード」で炊く(ない場合は通常モードでもOK)。
2
炊けたら溶けるチーズをちぎって入れぐるぐるとかきまぜ、チーズが溶けるまでおいておく(約5分)。
レシピ投稿者感想
キノコを多く入れるときは水を気持ち少なめにした方が、固めのおかゆっぽくなって食べやすいと思います。
お米マイスターからコメント
炊飯器ひとつでもリゾットが簡単に作れるんですね。このお米は煮崩れしにくいので、おかゆモード(炊飯器)で炊飯しても米粒がよく残り、食感も楽しめるのではないでしょうか。
とっても簡単な鶏飯活動日誌で見る
【材料】(2人前)
- 長粒米 … 2合
- 大きめの鶏ムネ肉 … 1枚(モモ肉でもOK)
- 塩麹 … 適量
- ネギみじん切り … 大さじ2
- 生姜みじん切り … 大さじ2
- チキンスープの素 … 適量
- 酢 … 大さじ2
- スイートチリソース … 大さじ1
- ナンプラー … 大さじ1
- パクチー、トマトなど … 適量
1
最初に鶏の胸肉に塩麹で下味をつけ、なじませておく。
2
長粒米を研いで、鍋に入れ2合分の水を入れ、チキンスープの素を入れ混ぜる。
3
ネギと生姜をみじん切りして、各大さじ1を鍋に入れる。残りのみじん切りは付け合せのソース用に残しておく。
4
下味をつけた鶏肉をご飯の鍋に入れ、20分炊く。(もちろん炊飯器でも可)
5
スイートチリソース+酢(各大さじ1)、ナンプラー+酢(各大さじ1)で2種類のソースを作る。ナンプラーのソースには残しておいたネギと生姜を入れる。
6
ご飯と鶏が炊き上がったら、鶏をスライスしてご飯の上にのせ、あればパクチーなどを添える。お好みで2種のソースをかけて頂く。
レシピ投稿者感想
ご飯と鶏肉を一緒に鍋で炊いてしまえるので、とにかく簡単で手間のかからないワンプレートレシピです。
お米マイスターからコメント
ご飯と鶏肉を一緒に鍋で炊くと、チキンスープ、鶏のダシが入り、お手軽ですね。香り米などの特有の香りがないので、ダシの風味もお楽しみ頂けます。